|
|
長期キャンプでは、車内で100V電源が必要になる。携帯電話とかPC、髭剃りなど充電をするのがメインの使い方。この程度だと、小さなインバータ(シガーライターソケットに突っ込むようなタイプのDC-DCコンバーター)で十分。
今回は、どうしてもキャンプでジューサーを動かしたくて、1000Wクラスが必要なことがわかり、定格1000W(瞬間最大2000W)の大自工業製CD-1000にした。
写真のように助手席の足元のカーペットの下に設置した。シートの下には収まり切れなかった(でかい!)。
|
大容量インバータの心配点 |
普通のインバータと違い、大容量タイプでは注意すべき点がいくつかある。まず、バッテリー直結が必要になること。このクラスでは100Aもの電流が流れる可能性がある。また、バッテリー直結にするために心配になるのが、SWの切り忘れと、SWは切ったのに流れる暗電流によるバッテリー上がり対策。
あとは、こんな風にカーペットの下に設置するので、まずSWは使えなくなるし、パワーインジケータも見えなくなることから、このままだと、使えないものになっちゃうってこと。また、バッテリー直結をさけてリレーをかますにも100Aとなると、普通のリレーを4つほどパラに接続しないと、接点容量を超えてしまうのです。
考えた結果、バッテリー直結状態は避けられないので、SWとパワーインジケータを外に出して、運転席から操作とモニターをすることと、SWにはリレーを使って、アクセサリーオンの時にしかSWを入れてもONにならないようにすることにした。あとは、暗電流だ!。大自工業のサポートにメールで問い合わせたが、かなり暗電流大きいので、使わないときにはコードをはずすことを推奨するとの返答。はずすったって、こんな太いコードをバッテリーに付けたり、はずしたりできるわけないわけで、一般のユーザーはどうやって使ってるんだろー?と不安になった。 |
|
現物確認と小改造 |
まずは、分解
右の緑の基板がインジケータ |
簡単に、配線引き出しに成功
|
考えても、先に進めなくなってきたので、ネットで購入してしまって、あとは現物を確認しながら方針決めた。
中を開けてみると、パワーSWとインジケータの取り出しは、難しくなさそうなことがわかり、一安心。
オリジナルの配線カットを始めるが、この時点でまだ使ってもいないのに、保障が効かなくなるんだよねー。多分。
|
6Pコネクターで引き出した |
横から見るとこんな感じ |
パワーインジケータをはずしたあとの穴から配線を引っ張り出して、6Pのコネクターを取り付けた。
これを、助手席の足元のカーペットの裏に設置する。
ここには、車のECUがあるので、そのカバー上に貼り付けた。(すでにTV用のアンテナのダイバシティーブースターが張り付いてた)
|
車内からエンジンルームへの引き込み |
配線を通して、コルゲートチューブでカバー |
苦労したのは、車内からエンジンルームへの配線コードの引き込み。
付属してきた極太コード(20sq×2本)を通すために、メイン配線用のグロメットをカッターで切り裂いて、無理やり力任せに引き出した。
引き出した後は、水が車内に浸入しないように、ブチルゴムで穴をふさいだ。結構完璧かな!
|
ブチルゴムで穴をふさぐ |
|
|
|
暗電流は問題なし |
心配してた暗電流だが、インバータのみで測って見ると、なんと6.5uAしか流れていない。 大自工業のサポートは桁違いに流れると言ってたが、バラツキがあるのかなー?これならバッテリー上がりの心配はない。(責任は持ちません) |
パワーSWは、シフトレバーの横にブルーLED付きのものを設置。アクセサリーオン時だけSWが入るようにリレーがかませてある。
|
パワーインジケーターは、サイドブレーキの後ろのスペースに取り付けた。(写真がピンボケですいません)
|
|
|
|
あとは、コンセントをセンターコンソール横の助手席側と、ラゲッジまで引き回して完了。 |
|
使ってみた |
右の写真は、阿蘇に出かけたときに、車のバックゲートを上げた状態で、ラゲッジにあるコンセントから電源を取って、ジューサーを動かしてみたもの。
全く問題なく、ジュースができた。パワーインジケーターを見ても、SW入れた循環に半分近くまで一瞬あがるけど、その後は1つか、2つ目が点くか点かないかという感じ。しばらく、ジューサーを回すと、多少バッテリー電圧が下がってくるが、まあ問題のない範囲(エンジン切った状態で使っちゃだめですけど...)。 |
野菜ジュースができる! |
|