かべ紙 積丹神威岬
神威岬の神威岩
神威岬へ向かう路
念仏トンネル
念仏トンネルの岬は良い釣り場になっていて、学生時代何度か行ったことがあります。一人で夜釣りなんかして、ソイやカジカが釣れましたねー。
このトンネルには、つらい歴史がある。昔（大正元年）、燈台長の奥さん、職員の奥さんと３歳の子供がこの岬をかわす途中で、波に飲まれて行方不明になったらしいのです。この事故後、村人がこの岬にトンネルを掘って二度と事故が起こらないようにと作ったのがこのトンネル。
両側から、掘り進んだのだが、中央でおおきく食い違った。あるときお互いの鐘の音が聞こえ、それをたよりに念仏を唱えながら掘り進み、ついにトンネルを完成した。このためこのトンネルは中央でカギ型に折れ曲がり、真昼でも真っ暗である。このトンネルを歩くときにも、念仏を唱えなら歩けば、双方から進んだ人たちがぶつからなくて済むという意味もあり、さらには、亡くなった人たちへの慰霊の意味から念仏トンネルという名前になったとのこと。