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バックは羊蹄山(えぞ富士) |
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ニセコグランヒラフは、キングエリア(旧高原)、エースエリア(旧アルペン)、花園エリアの3つのエリアに分かれていて、山の上で一緒になるが、下に降りるとばらばら。しかも旧アルペンは経営が別だったので、リフト券の種類によっては、お互いに利用できない状態になっていた。しかし、2004−5シーズンから、あたらしくニセコ・マウンテンリゾート・グランヒラフとして一体化して生まれ変わった。リフト名称が全て変わったので、ご注意。
現在は、東急不動産グループの東急リゾートサービスが運営。花園エリアは運営こそ東急だが、日本ハーモニーリゾートというオーストラリア資本が入っている。
アンヌプリ頂上を望む |
とにかく、北海道のスキー場として最もメジャーであり、スキー場のスケールも大きい。雪質も雪量も圧倒的であり、山の形状も文句なし。11月終りか12月初旬にシーズンインし、5月GWまで滑れる。雪自体は5月はまだまだあるが(下の方のコースはなくなるけど)、お客がいないのでGWでクローズする。北海道のスキーツアーを選ぶなら真っ先に選択肢に入れて欲しいスキー場だ。
ニセコグランヒラフは、すべり応えっていう意味では、キングエリア(旧高原エリア)があるあたり)が圧倒的に優れている。エースエリア(旧アルペン)は、コースが狭い、花園は面白いコースがない(上級者から見てですが)というのが短所。初めてニセコヒラフに行くなら、まずはキングエリアを滑って欲しい。エースだけ滑って、ヒラフに行って来たと思わないで欲しい。
ヒュッテキングベル(旧見晴らしヒュッテ)から上は森林限界を越えるので、ごく低い木しかなく、一面滑走可となる。(危険な所以外)。雪質がよく、雪量も多い、それでゲレンデも広い(特にキングエリア)ので、スピードが出せる(勝手に出る)。
キング第3(旧第6リフト)までナイター可能なこともすごい。夕食の後でも、十二分に滑ることが可能。ただし、ナイターの寒さは覚悟しないといけない。
キング第4のダイナミックコース |
キング第4リフト(旧高原第7リフト)まで上がれば、アンヌプリや、ニセコ東山へ滑り込むことも出来る。→
このあたりは、森林限界を越えているので、写真の通り木はない。雪の下はほとんどが笹になっている。相当に気持ちよく滑れるが、さえぎるものがないので、風が強いことが多く、寒いのは覚悟必要。
ダイナミックから羊蹄山 |
ダイナミックコース |
この広さがいい |
中級から、上級者が、かっ飛ばすのに最高なのが、キング第三トリプル(旧高原第6高速リフト)沿いのジャンボコース。どんなレベルの人も、自分は上手くなったと勘違いするバーン。第六高速にフードが付く前は、結構つらかったが、今はとっても快適。それでもここはかなり寒いのは確かです。コース前半部分は森林限界より上になる位の標高になるので、寒いし、雪は軽いのです。ニセコヒラフの代表コースと言えばここだと思う。
コース終盤に少しだけ急斜面があり、満足感も得られる。最近はコース整備が良いので、こぶこぶにはなりにくくなってきたが、少しはこぶが楽しめる。コース両端の林近くには深雪が残っている時も多い。
後ろのコースがジャンボコース1 |
ジャンボコースのカベ(急斜面) |
カベから見下ろすと |
急斜面が苦手な人は、第三トリプル降りてから、林間コースを降りる選択肢がある。このコースには急斜面はなく、初心者が気持ちよく、ロングに滑れるコース。このコースもニセコらしい。
ゴンドラで乗るのが普通。以前は、このコースだけを滑るシングルリフトがあったのだが、無くなった。 ここは上級者限定のコブコブか、深雪の急斜面。ヒラフ内では(ニセコ全体としてもだが)もっともハードなコース。ジャンボコースで気分よく滑ってきた人も、ここでは初心者になってしまうはず。ここでフォールラインをはずさないで滑れるようになれば、エキスパートの仲間入りです。
ニセコには初心者向けコースも沢山あるし、頂上まで行っても、急斜面を通らずに降りられる(初めての人というレベルでは無理)ので、ファミリースキーにも向いています。また、宿まで近いので、すぐに戻ることができる点も見逃せません。ただし、唯一の問題は寒さです。子供は体が冷えやすいので、冷え切る前に、温かいところで休憩しながら滑ることを心がけましょう。それから、子供用のグローブは、良いものを選んで、かならず予備の物を持っているように!どうしても寒いときは、アンヌプリスキー場へ逃げる手があります。こちらは南斜面なのでかなり暖かい。
エースエリア スーパーからせんの木コースへ 羊蹄山が真正面だ! |
花園エリア 美しい白樺の林間が気持ちいい |
花園エリア 少し急斜面も |
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海外のお客が増えて、そこそこ頑張っているヒラフだが、最近老舗のやや古いホテルが続々と閉鎖。しかも跡地に新しいホテルがたたずに更地になっているところも多い。山田温泉ホテル、ロッジ浦中、HOTEL J-FIRST NISEKO、ホテルニセコスコット、銀嶺荘、ニセコ高原ユースホテル、そしてなんとニセコ高原ホテルが消えた。外資系に売却した例が多いと思うが、そのあとに何も建たないのは残念です。ゲレンデ直下の一等地ばかりなのに、更地になっちゃっている。一等地で頑張っているのは、大きなホテルではアルペンホテルとひらふ亭位になっちゃったようです。なんでも、買収主の外資(オーストラリア系が多い)はコンドミニアムを作りたいのだが、このあたりは国定公園内にあるために制約が多いのが問題らしい。規制緩和策などいろいろ動いてはいるようだが、なかなかうまくは進まないようだ。せっかくいいスキー場なのに、なんだかもったいない感じだ。
初級、中級とかファミリー向けがアンヌプリ。南斜面なので暖かいのも魅力。ヒラフが吹雪の時にアンヌプリは晴れってことがよくあります。プライベートゲレンデって感じがビレッジ。通好みがテイネ。めちゃ広いけど、結構不便な感じでホテルが立派なのがルスツ。とにかく雪が多いのがキロロだが、山が小さいので、上級者からすると思いのほか残念な感じだ。
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2015年8月加筆 |